女優の中谷美紀(45)が、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などでビオラ奏者を務めるドイツ人の夫ティロ・フェヒナー氏(52)との生活をつづった「オーストリア滞在記」(2月4日発売予定、幻冬舎文庫)を書き下ろしたことが18日、分かった。
18年11月に結婚を発表し、現在、1年の半分をオーストリアで過ごす。同書は、自宅のあるザルツブルクでの田舎暮らしにまつわる日記。400字詰め原稿用紙763枚分、コロナ禍によるロックダウン中の20年5月1日から、仕事で日本に帰国するまでの85日間を記した。庭仕事や掃除に汗を流し、手料理を振る舞う。ドイツ語と格闘し、近所付き合いもこなす。ベールに包まれていた中谷の私生活をうかがうことができる。
当初は4月から書き始める予定が「人との交流がなく、ロックダウン愚痴日記になってしまう可能性もありました」。異国の文化や価値観に触れた時の心情、死生観なども吐露。「仕事一筋で生きてきた人間ですから。これだけ日々の暮らしと向き合う時間をいただいたのは初めて。何でもない日常の尊さを改めて感じました」と語った。
コロナ禍で、夫も世界各地の公演が中止になり、2人でいる時間が格段に増えた。「お互いに美しいものが好き。家具の趣味、庭のどこにどの植物を植えるかでも違う。エゴを通すだけだとけんかになるので、譲り合いは大切だなって。作品を作るのと同じ(ような感覚)。日常もそうなんだと感じました」
同氏には前のパートナーとの間に8歳の娘がいる。同書では、娘が自宅に遊びに来る様子が度々つづられている。気兼ねなく会話できるように、とドイツ語の習得を決意。B2テスト(6段階の4番目、中級)の合格を目標にオンライン学習を始めた。「(12日の誕生日も)ハッピーバースデーの歌のメッセージが届いた」と目を細めた中谷。「ドイツ語というままならないことが目の前にあると、初心に帰って謙虚になれる。地に足をつけて生きていきたい」と誓った。
■今秋公開映画で女性総理演じる
中谷は、今秋公開の映画「総理の夫」(田中圭とダブル主演、河合勇人監督)で史上初の女性総理役を演じる。慣れない政界で奮闘。鳥類学者の夫との夫婦愛をユーモラスに描く。「しゃかりきに声を張り上げ、わめき散らすようなキャラクターでは、今の日本では恐らく総理にはなれない。どんな人物像だったら受け入れられるかを、監督とすり合わせました」と説明。「ファンタジー(要素)に、リアリティーを持たせるならどうなるかを考えました」と話した。
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